折重は、地元・茨城県河内町の福祉作業所「れるび」さんといっしょに、ものづくりをしています。
プロジェクトの名前は「tema-hima(てまひま)」。時間をかけて、手でなにかをつくる。そんな意味をこめた言葉です。
折重が材料を持ち寄り、れるびさんがひとつひとつ手を動かして仕上げる。製品の製造費は、作業にあたる方々の工賃になります。河内町から始まる「福祉×ものづくり」の挑戦を、みなさんといっしょに育てていけたらうれしいです。
tema-hima から生まれた製品
もくもく:杉の削り材から生まれた木毛

折箱の板を削ると、くるくると丸まった杉の削り材が出ます。これまでは使い道のなかったその削り材を、1枚ずつ機械に通して細くすると、ふわふわの木毛(もくもう)ができあがりました。
ギフトの緩衝材や、焚き火・薪ストーブの着火剤として使えます。目の見えない作業者の方が、ひとつひとつ丁寧に作ってくれています。

くんくん:もくもくを詰めた刺し子のシューキーパー

「もくもく」をたくさん作れるようになったころ、折重とれるびさんは次のチャレンジを探していました。そんなとき、れるびさんから、刺し子が得意な作業者の方を紹介いただきました。ならば、もくもくを入れる袋が縫えるかもしれない。
そうして生まれたのが「くんくん」です。杉の香りを活かして、靴に入れておくシューキーパーとして仕立てました。
何ができるかはわからない。でも、何かはできる。その「何か」をぜんぶ詰めこんだのが、くんくんです。
※現在は工房およびイベントでの販売のみ。
これからの tema-hima
「何かはできる」から始まったこのプロジェクトは、ひとつの製品ができるたびに、次にできることが少しずつ増えてきました。河内町での小さな挑戦を、これからも発信していきます。
著者: orisige
茨城県稲敷郡河内町。国産杉の折箱を半世紀以上制作。茨城県伝統工芸品指定第67号。