古いお守りの返納・処分方法|違う神社はOK?正しい手放し方

古いお守りの返納・処分方法|違う神社はOK?正しい手放し方

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古くなったお守りの手放し方に迷っていませんか?

結論から言うと、基本は「授かった神社・お寺へ感謝とともに返納する」のが正しい方法です。遠方で難しい場合は、近くの寺社・郵送・どんど焼きなどの方法もあります。

この記事では、返納・処分の方法、違う神社に返してよいか、返納のタイミングまでをまとめて解説します。

※この記事はお守りの返納・処分についてまとめています。お札・御札の返す時期や方法をお探しの場合は、古いお札・御札の返納と処分方法をご覧ください。

古いお守りは「授かった寺社へ返納」が基本

お守りは、一年を目安に新しいものへ替えるのが一般的とされています。役目を終えたお守りは、ゴミとして捨てるのではなく、感謝を込めて寺社へお返しするのが丁寧な手放し方です。主な方法を早見表にまとめました。

方法 こんな人に 目安の時期
授かった神社・お寺に返納 近くで参拝できる 通年(初詣の時期が多い)
近くの神社・お寺に返納 遠方で参拝が難しい 通年
郵送で返納 遠方・受付がある寺社 通年
どんど焼き(左義長) 正月飾りと一緒に 1月15日前後
自宅で供養して処分 返納が難しい 通年

神社のお札の箱をつくっている工房です。

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古いお守りの返納・処分方法

1. 授かった神社・お寺に返納する

もっとも丁寧とされるのが、お守りを授かった寺社へお返しする方法です。多くの寺社には「古札納所(こさつおさめしょ)」などの納め場所があります。一年間見守ってくれたことへの感謝を伝えてお返ししましょう。お焚き上げ料(初穂料)として、お賽銭程度〜お守りと同額程度を納めるのが一般的とされています。

2. 近くの神社・お寺に返納する

旅行先などで授かり、遠方で参拝が難しい場合は、近くの寺社へ返納できることが多いとされています。ただし後述のとおり、神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へお返しするのが基本です。心配なときは、納める前に社務所へ一言尋ねると安心です。

3. 郵送で返納する

寺社によっては、古いお守りの郵送受付を行っているところもあります。授かった寺社の公式サイトに郵送の案内があれば、所定の手続きにそって送りましょう。案内がない場合は、受け付けているか事前に問い合わせるのが丁寧です。

4. どんど焼き(左義長)でお焚き上げする

どんど焼き(左義長)は、小正月(1月15日前後)に正月飾りや古いお守りを集めて燃やす火祭りの神事です。地域の神社や自治会で行われることが多く、正月飾りと一緒に納められます。東京都神社庁も、地方によっては左義長やどんど焼きの神事で、松飾りや注連縄とともに古いお守りを焼納する神社があると案内しています。

持ち込む前に、次の3点を確かめておくと当日に困りません。

  • プラスチックやビニールの部分は外す: 有害物質が出るため、お焚き上げできないとする神社があります。ストラップの金具やビニールのカバーは取り外し、布や紙の本体だけを納めます
  • お寺のお守りは受け付けない神社がある: 神社の神事のため、お寺のものはお預かりできないと案内している神社があります。お寺のお守りはお寺へ納めるのが確実です
  • 包み紙や袋は持ち帰る: 納めるのはお守りの本体だけです

開催の有無・受け付ける品は地域によって異なるため、事前に確認しましょう。

5. 自宅で供養してから処分する

どうしても返納が難しい場合は、自宅でお清めしてから処分する方法もあります。白い紙や半紙にお守りを置き、塩をひとつまみ添えて感謝を伝え、紙で包んでから手放します。処分の際は、お住まいの自治体のごみ分別ルールに従ってください。

お守りのお焚き上げとは?費用と時期

返納したお守りは、その後どうなるのでしょうか。東京都神社庁は「神社に集められた古いお神札やお守りは、浄火によって焼納(お焚き上げ)します」と説明しています。お焚き上げとは、お守りを清らかな火で焼いて納めることで、返納の最後の工程にあたります。

費用はかかりますか?

境内の古札納所にお守りを納める場合、お焚き上げ料を定めていない神社が多く見られます。納所の脇にお賽銭箱が置かれていることが多く、感謝の気持ちとして納める形が一般的です。
一方で、神棚や人形など大きなものをお焚き上げしてもらう場合は、事前の申し込みと初穂料が必要になる神社が多くあります。お守り数点であれば、多くの場合その心配はありません。

いつ持っていけばいいですか?

古札納所は通年で設置している神社が多く、時期を選ばず納められます。正月過ぎのどんど焼きに合わせて、仮設の納所を設ける神社もあります。
初詣で新しいお守りを受けるときに、前年のものを一緒に納める方が多いですが、それを待つ必要はありません。役目を終えたと感じたときが、納めどきです。

郵送のお焚き上げサービスについて

近年は、お守りを郵送するとお焚き上げをしてくれるサービスもあります。遠方で足を運べない場合の選択肢のひとつですが、まずは授かった神社に問い合わせるのが基本です。郵送での返納を直接受け付けている神社も多くあります(上記「3. 郵送で返納する」)。

違う神社に返納してもいい?

気をつけたいのは、神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へお返しするという点です。神社とお寺は信仰の対象が異なるため、分けてお返しするのが丁寧とされています。お寺の場合は、宗派が異なると受け付けていないこともあります。

一方、神社どうしであれば、授かった神社と違う神社へ返納しても基本的に問題ないとされています。神様同士は争わないと考えられているためです。それでも、感謝の気持ちを込めて、一言添えてお返しするとより丁寧です。

お守りを返納するタイミング

お守りに明確な「期限」はありませんが、一般的には授かってから一年を目安に、新しいお守りへ替えるとされています。多くの方が初詣の時期に、前年のお守りを返納して新しいものを授かります。

また、合格祈願や安産祈願など、特定の願いを込めたお守りは、その願いが叶った(役目を終えた)タイミングで、感謝とともに返納するのが良いとされています。

返納できる日まで間が空くこともあります。その間は、蓋のある小箱に納めて棚の上に置いておくと、ほかのものと混ざらずに済みます。工房でつくっている杉の小箱は内寸 横65×奥97×高45mmです。

杉の小箱に、紺地に金糸で「御守」と織られたお守りを一点納めた状態。蓋は右に外してある

返納したあとは——新しいお守りやお札を、丁寧に迎える

古いお守りをお返ししたら、新しいお守りやお札を迎えます。工房によく寄せられるのが、「新しいお札をいただいたけれど、神棚がなくて置き場所に困っている」という声です。
神棚がない住まいでのお札の飾り方は神棚がなくてもお札は飾れる|賃貸・マンションでの御札の飾り方でまとめています。

実は、伝統的な神棚が一般家庭に普及したのは明治以降のこと。それ以前は、棚の高い場所に御札を置くだけの「置くだけの祈りの場所」が日本の一般的な形でした。神棚がなくても、棚の上に小さな祈りの場所をつくることは、作法にきちんと沿った迎え方です。卓上に置けるお札立てを使えば、新しいお守りやお札をすっきりと飾れます。

新しいお守りやお札に、小さな祈りの場所を。

卓上サイズのお札立て「inori」

  • 棚の上や机の上にそのまま置け、お守りを飾れます
  • 神棚を置けない一人暮らし・賃貸の部屋に合うデザイン
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古いお守りの返納・処分のよくある質問

お守りをゴミ箱に捨ててもいい?

お守りは神様の分身とされるため、そのままゴミ箱に捨てるのは避けるのが丁寧とされています。返納が難しい場合でも、前述のように白い紙と塩でお清めし、感謝を伝えてから手放すと安心です。

お守り以外の縁起物(おみくじ・破魔矢)も一緒に返納できる?

多くの寺社では、破魔矢や熊手などの縁起物も古札納所で受け付けています。おみくじは結んで帰る方も多いですが、持ち帰ったものを一緒に納めても構わないとされています。受け付ける品は寺社によって異なるため、確認すると確実です。
熊手を1年飾ってから納めるまでの流れは熊手の飾り方|飾る場所と方角・壁への固定の仕方・いつまで飾るかでまとめています。

喪中でも返納していい?

返納そのものは問題ないとされています。気になる場合は、忌明け後にお返しする方もいます。神社への参拝を控える期間については考え方が分かれるため、心配なときは寺社へ尋ねるとよいでしょう。

まとめ

  • 古いお守りは、感謝を込めて授かった寺社へ返納するのが基本
  • 遠方なら近くの寺社・郵送・どんど焼き、難しければ自宅でお清めして処分
  • 神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へ。神社どうしの返納は基本的にOK
  • 返納の目安は一年。新しいお守り・お札は神棚がなくても丁寧に迎えられる

一年間見守ってくれたお守りに感謝を伝えて、気持ちよく新しい一年を迎えましょう。

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著者: orisige
茨城県稲敷郡河内町。国産杉の折箱を半世紀以上制作。茨城県伝統工芸品指定第67号。
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参考

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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。作法やしきたりには地域・宗派による違いがあります。お焚き上げ・郵送の可否は各寺社へ、処分方法はお住まいの自治体ルールをご確認ください。